乳腺・甲状腺

乳腺

乳腺の病気には乳腺炎、乳腺症、乳がん等があげられます。
なかでも、乳腺の病気で最も多いのが「乳がん」です。
今乳がんにかかる日本人女性の割合が急増しており、日本人女性に一番多い「がん」と言われています。
発症する年齢は、働き盛りの40代ごろから多く見られます。
乳がんは、早期発見すれば治る割合も高いことから、早期検診が呼びかけられています。
少しでも不安を感じたら早めに検診を受けることをお勧めします。

乳がん検診の流れ

1 受付 問診

受付にて問診表にそって、しこりや痛み、妊娠・出産歴や既往歴などの記入をしていただきます。

2 撮影室では 乳房撮影(マンモグラフィ)

検査衣に着替えていただき、技師が問診を行います。しこりなど手に触れるものがある場合は、技師(※1)が直接触れて、位置・大きさ・硬さなどを確認する場合があります。
その後技師が撮影の説明を行います。当院では、上下方向から押さえる撮影、斜め方向から押さえる撮影の2方向撮影を行います。撮影の際、技師が乳腺を広げ(引っ張ったり、押さえたり)ながら、徐々に圧迫(挟んで)をしていきます。

※1 基本的に、女性の診療放射線技師が撮影を行います。勤務の都合で変更になっている場合もありますので、お電話でご確認ください。

«圧迫の利点»

1.乳腺を広げ、厚さを均一にすることで病変がはっきりし、診断しやすくなります。
2.X線を用いての検査の為、乳房の厚さを薄くする事で被爆の低減になります。
3.撮影中に動くと写真がボケ、診断に支障をきたすために固定という意味もあります。

«圧迫の欠点»

圧迫する事で痛みを生じることがあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、ある程度圧迫できないと乳腺が広がらず、診断に大きく影響します。患者さまの圧迫時の様子を注視し、痛み、乳腺の広がり両方を考慮しつつ徐々に圧迫を行います。
※リラックスしていただく事で、痛みの軽減・検査時間の短縮にもなりますのでご協力をお願いいたします。

撮影は10~15分程度ですが、追加撮影(拡大撮影など)を行うこともありますので、別室にて検査衣のまま5分ほどお待ちいただく場合もあります。撮影終了後に技師のほうが指示致しますので、ご協力をお願いいたします。

3 診察室では マンモグラフィの説明、視・触診、超音波検査(エコー)
マンモグラフィではわかりにくい悪性の病巣もあるため、視・触診、超音波検査(エコー)も併用して行います。

«視・触診»

・視診では、乳房に大きさ、形、皮膚の色、へこみ、ただれなどの有無を診ます。
・触診では、乳房内や腋窩(わきの下)にしこりや触れるものがないか、乳頭分泌物がないかを診ます。

«超音波検査(エコー)»

乳房だけではなく、腋窩(わきの下)のリンパまで検査をします。マンモグラフィではわかりにくい腫瘍の内部構造がわかるため、欠かすことのできない検査です。
超音波の画像を見ながら、針をさして細胞を検査する場合もあります。

※1 基本的に、女性の診療放射線技師が撮影を行います。放射線部の勤務の都合で変更になっている場合もありますのでご了承ください。

※2 受付終了後に急患や放射線科の検査の都合で乳房撮影までに時間がかかる場合や、診察までに時間がかかる場合もありますのでご了承ください。

甲状腺

甲状腺の病気の中でも代表的な病気はバセドウ病と橋本病です。
総合的には女性に非常に多くみられる病気です。
バセドウ病は、すべての年齢でおこりますが、20~30歳代の比較的若い女性に多くみられます。
日本の女性では約200人に1人といわれています。
甲状腺中の自己抗体が甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモンが必要以上に作られるためにおこる疾患です。
橋本病も、特に女性に多く、40歳以上の女性では13人に1人が疾患しているといわれています。
甲状腺にリンパ球が浸潤し、甲状腺に障害を与える自己抗体が出現し、その結果、甲状腺細胞が炎症・破壊される疾患です。